委任契約の関連問題

委任契約の特徴

診療契約、弁護士依頼契約、不動産取引仲介契約など。

委任契約は法律行為をすることを委託し、相手が承諾することによって効果を生じる。

受任者には善良な管理者の注意をもって委任事務を処理する義務があります。(民法644条)

委任契約の報酬

委任契約の原則は無償契約。(民法648条第1項)

なので問題文には報酬を支払う旨が明記されてるはずです。

委任契約が委任者の帰責事由により終了したとき

債権者の責めに帰すべき事由によって債務を履行することができなくなったときは、債権者は反対給付の履行を拒むことができません。債務者は自己の債務を免れたことによって利益を得たときは返還の必要があります。(民法536条2項)

委任契約が委任者の帰責事由なく終了したとき

受任者は既に履行した割合に応じて報酬を請求することができます。(民法648条3項)

委任契約が受任者の帰責事由により終了したとき

委任の履行が途中で終了したときは、受任者は既にした履行の割合に応じて報酬を請求することができます。(民法648条3項)

つまり受任者の帰責事由に関わらず途中で委任が終了したときでも報酬を請求できます。

宅建過去問

AとBとの間で令和2年7月1日に締結された委任契約において、委任者Aが受任者Bに対して報酬を支払うこととされていた場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。

Aの責めに帰すべき事由によって履行の途中で委任が終了した場合、Bは報酬全額をAに対して請求することができるが、自己の債務を免れたことによって得た利益をAに償還しなければならない。

Bは、契約の本旨に従い、自己の財産に対するのと同一の注意をもって委任事務を処理しなければならない。

×

Bの責めに帰すべき事由によって履行の途中で委任が終了した場合、BはAに対して報酬を請求することができない。

×

Bが死亡した場合、Bの相続人は、急迫の事情の有無にかかわらず、受任者の地位を承継して委任事務を処理しなければならない。

×

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