保証契約と根保証契約

保証契約と根保証契約の違いを問う問題

例 住宅ローンの保証人は保証契約(保証額が決まってる)

例 賃貸借契約の保証人は根保証契約(保証額が不定)

口頭による合意が有効かどうか

保証契約は書面でしなければ効力は生じません。(民法446条2項)

なので保証契約の種類に関わらず口頭による合意は無効となります。

連帯保証だと違いはあるか

連帯保証人は催告の抗弁権、検索の抗弁権を有しない。(民法454条)

保証契約と根保証契約に違いはありません。

公正証書による意思表示の有無

事業用の貸金債務を主たる債務とする保証契約、又は貸金債務が含まれる根保証契約は締結に日の一か月以内に作成された公正証書で保証人が履行する意思を表示しなければ効力を生じません。(民法465条の6第1項)

なので違いがあるのは債務の内容であり、契約形態ではありません。

 

 

根保証契約に関する問題

個人と法人で違いはあるか

個人根保証契約は極度額を定めなければ効力を生じません。(民法465条の2第2項)

法人ならば定めなくても良いということです。

宅建過去問

令和2年7月1日に下記ケース①及びケース②の保証契約を締結した場合に関する次の1から4までの記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
(ケース①)個人Aが金融機関Bから事業資金として1,000万円を借り入れ、CがBとの間で当該債務に係る保証契約を締結した場合
(ケース②)個人Aが建物所有者Dと居住目的の建物賃貸借契約を締結し、EがDとの間で当該賃貸借契約に基づくAの一切の債務に係る保証契約を締結した場合

ケース①の保証契約は、口頭による合意でも有効であるが、ケース②の保証契約は、書面でしなければ効力を生じない。

×

ケース①の保証契約は、Cが個人でも法人でも極度額を定める必要はないが、ケース②の保証契約は、Eが個人でも法人でも極度額を定めなければ効力を生じない。

×

ケース①及びケース②の保証契約がいずれも連帯保証契約である場合、BがCに債務の履行を請求したときはCは催告の抗弁を主張することができるが、DがEに債務の履行を請求したときはEは催告の抗弁を主張することができない。

×

保証人が保証契約締結の日前1箇月以内に公正証書で保証債務を履行する意思を表示していない場合、ケース①のCがAの事業に関与しない個人であるときはケース①の保証契約は効力を生じないが、ケース②の保証契約は有効である。”

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